前回は勉強の進め方についてまとめました。
今回は社会保険労務士の模試についての考え方と実際に何を受けたのかをまとめたいと思います。
最初に言っておきますが、私は割と準備万端にして臨むタイプです。今回は特に万全を期して臨んでおります。(でも落ちましたが)
模試は受けるべきか
まずはそもそもの模試を受験するべきかという点ですが、少なくとも1回は受けるべきだと私は思います。可能であれば数回は受けた方がいいとも思います。
時間配分の確認
社会保険労務士試験は午前の選択式が80分、午後の択一式が210分と非常に試験時間が長いことが特徴です。
まずは1日かけてこれだけの時間集中して試験に向き合う事に慣らす必要があると考えました。
(若い方や試験慣れしている方は血がかもしれませんが)
また、午後の択一式は全選択肢を確認しようとすると350問あるため、1問1分かけてしまっては時間が足りません。
一本釣りにできた問題は他の選択肢は見ない、っていうやり方もありですが、私は自分の一本釣りに自信があまり持てないのである程度他の選択肢もみてしまうタイプです。
また、択一で時間配分をうまく進めるために、1科目25分でまず全科目回して、余った時間で未回答の問題に対応するという作戦を立てました。
模試でその作戦通りに実行してみて問題なく進められるかどうかを確認しました。
回答順序の確立
他に択一のどの科目から進めるかという回答順序も作戦を立てました。
純粋に最初から順番に進めていく人、社会保険から進める人、一番やっかいな労働一般、社会一般から進める等その人なりの考え方があると思います。
私は社会保険系の問題が長く、これを終盤の体力が減ってきたときに迎え撃つのがしんどいと考え、社会保険から先に解くことにしました。
また、試験では厚生年金→国民年金の順番ですが、学習しているときは国民年金→厚生年金だったので、ここもこの順番で進めたく、結果的に以下のように決めました。
- 健康保険
- 国民年金
- 厚生年金
- 労働基準法
- 労災
- 雇用保険
- 労働一般
- 社会一般
上記の順番・タイムスケジュールと進めることとし、その通り進めてみてどうかということを模試で確認しました。
トイレ休憩のタイミング
午前は80分なので休憩なしでも問題ありませんが、午後は3時間30分の長丁場です。トイレに行ったり、気合を入れなおしたりする作戦もありだと思います。
トイレ休憩を南海取るか、またそのタイミングはどうする?行きたくなったタイミングで行くのか。はたまた社会保険の問題が一通り終わったタイミングで行くのか等。
実際の本試験ではトイレに行く際は挙手をして、監督員の引率でトイレまで一緒に歩いていく事になります。そのため、監督員(私が受験した際は教室に4人程度いました)が全員出払っている場合、待ち時間が発生することも頭の片隅に置いておいてください。
また、水やお茶なのの飲み物を飲み際も挙手です。監督員に水飲んでいいですか?と確認してから足元に置いてあるペットボトルの飲み物が飲めます。
緊張や体力的な問題等から午後に数回トイレに行く人もいるかもしれません。
そのあたりも模試で確認できると余裕を持って本番に臨めます。
上記点を確認するために1回は現地で受験するのをお勧めします。
予想問題での力試し
あと大事なところです。今までテキスト読みと過去問でやってきたことが本番に近しい模擬試験でどれほどの得点が得られるか。
今までの勉強方法で良かったのか、自分の弱点はどこか等色々確認するために模試を受験する意味があると思います。
各予備校の特徴と難易度
ではどこの模試を受けようか。という点ですが、数社の私が感じた特徴は以下です。
LEC
LECは安くて、難しすぎない。です。
初めてLECで受験する場合、3回セットで3,000円です。つまり1回千円。破格の安さです。
実施時期は5月末、6月末、7月末の3か月連続が1セットになっています。
難易度は各社の中では1番易しいになると思います。
簡単という意味ではなく、難しすぎないだと思ってます。
社会保険系の解説の先生はわかりやすくて好きでした。
それとは別にファイナル模試というのが8月にありますがこちらは基礎論点のオンパレードで簡単でした。
また、LECは受講者でなくても会場受験が可能です。
TAC
TACは受験者数が多く、難易度高めです。
ただ、すみません。私はTACで受験していないので街の声からの私のイメージだけで書いてます。
受験した人の感想としては「1つの問題の中に複数の論点が詰め込まれている」とか「こんな難しいのが本番で出るのか」等がありました。
TACは全部で2回開催されます。
TACも受講者でなくても会場受験が可能です。
大原
大原の模試は全2回で難易度は上記2社の間くらいでしょうか。
解説の金沢先生はyoutubeで見てるままの感じでわかりやすかったです。
あれを見ると社労士24もわかりやすいんだろうなと思います。
ただ、大原は受講者しか会場受験ができないので私は自宅受験しました。
私の場合、自宅受験は会場受験ほど気合が入らず点数がさっぱりでした笑
ただの言い訳かもしれませんw
スタディング
スタディングもフルのコースだと模試が1回付いてきます。
スタディングは自宅受験のみとなります。ただ、問題自体はPDFで落とせるようになっているので、DLしたPDFをコンビニで冊子状に印刷すれば、問題が送られてきたかのような状態で模試に臨めます。
解説は当然ですがいつも講義で聞いている早苗先生なので講義の延長のように聞けるのはいい点です。
また、難易度高めにつくってあると思います。
いい点を取れるかどうかじゃなくてわかってない論点を把握して、本番に備えるために大事なんだと(そんな感じの事を)おっしゃっていた気がします。
実際に受けた模試
前置きをダラダラ書きましたが、実際に私が受けたのは以下です。
- LEC3回とファイナル模試の全部4つ
- 大原1回
- スタディング
まずLECの3回で3,000円のセットは受付可能になった当日に申し込みました。前のめり杉ですみません。
レビュー書いたら300?500?ポイントもらえたのでそれを使ってファイナル模試も申し込みました。
※ファイナル模試は難易度が易しかったので受けなくても良かったかなとは思います。
あとLECだけなのも不安だったので大原でも1回分申し込みました。
スタディングは付いてくるので当然受けました。
合計で6つ受けたことになります。
1~3回くらいがいいとか言われてますが、それなりの学習時間を確保できそうならもっと受けてもいいんじゃないかっていうのが6回受けた私の感想です。
論点が被ることはあまりなく、色々を受けることによって自分の弱点や理解できてない論点、テキスト読み飛ばしていた論点などが把握できるので受けた甲斐はあったと思っています。(でも落ちましたが)
8月の直前期に点の低かった模試を科目別に再チャレンジして理解度の確認に使うこともできます。
模試を受けつつ、各社の予想問題を買うようなイメージです。
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